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李康生 プロフィール1968年台北生まれ。 そのツァイ・ミンリャン作品の中で、これまで常に寡黙な役柄を演じてきたリー・カンションだが、『楽日』では、なんと映画が終わるまで主演の二人は遂に一言もセリフを喋らない。カンションは画面に現れることさえ少ないが、舞台となる映画館の隅々まで、映写技師である彼の存在が満ち満ちている。ついに彼は「光」に姿を変え、映画のいたるところに現れては消えるイコンと化したかのようだ。 一方『西瓜』では、AV男優という過酷な役柄を与えられ、映画の中でもその試練を二重写しにするかのような過酷なAV撮影現場の悲喜劇が繰り広げられる。そこにはたんに一人の役者としてのみならず、一個の人間として、その全存在を映画に賭けようとするリー・カンションの無為の意志が、確かな底力となって映画に途方もない力を漲らせている。 そして長年ツァイ・ミンリャンとコラボレーションを続けてきた彼は、ついに『迷子』で監督としての才能を開花させ、ロッテルダム国際映画祭のグランプリにあたるタイガーアワードを受賞した。その映画には愛しい人間達の感情が息づいている。
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