|
|
たったひとつのHoleがあれば、 人は恋する、花となる。 |
直径10センチのHole。 「見たい、入れたい、 通り抜けたい」 伸びる手、踊る夢。 |
|
|
“超弩級SFミュージカル” というべき未来的傑作だ! |
|
2000年まで、あと7日。近未来の街には雨が降り続き、謎のゴキブリ病が蔓延している。政府は汚染された危険地域の住民に立ち退きを要求。水の供給も近日中にストップすると宣言した。
|
|
この地区の古いマンションに住む男(リー・カンション)は地下の市場で食料品店を営んでいる。毎朝早朝から店を開けるが、滅多に客は来ない。市場に棲み付いた猫だけが友達だ。
|
|
その男の真下の部屋に住む女(ヤン・クイメイ)は、上階からの水漏れに悩まされている。拭いても拭いても床は水びたしで、壁紙も剥がれるほど。唯一の頼みはティッシュペーパーの買い置き。備えあれば、憂い無し。
|
|
そんなある日、上階の男の部屋にやってきた水道の修理工が、誤って床にHoleを開けてしまう。突然天井に開いたHoleに驚く下階の女。このHoleを通じて、音が、光が、匂いが、そして人の気配が通い合い、上階の男と下階の女の日常をドラマチックに変えていく。
|
|
最初は上階の男の存在をうとましく思っていた下階の女だが、次第に変化が訪れる。女の心象風景を映し出すかのように展開する圧巻のミュージカル・シーン! それは、叶わぬ願望の表出か、はたまた未来を映す絵鏡か。
|
|
どんなにつらくて不安な毎日でも、歌って踊れば、気分も爽快。気になる彼にも、いつでも会える。始めはひとりで強がっていた女の夢に、上階の男が現われる。男も、Holeのまわりをきれいに掃除し、そっと足を差し入れてみたりするのだった。
|
|
下階の女がベッドの上で目を醒ますと、部屋中水浸しの大洪水。そしてついに恐れていたゴキブリ病に自分がかかってしまったことを悟る。絶体絶命の下階の女! その時、上階から、力の限り彼女を呼ぶ声が聞こえてくる。そして、幸福な奇跡の瞬間が訪れる。 |